集合住宅の敷地内に小動物の死体があった時の対処法(※京都市内の場合)

発生する頻度は低いが、緊急性の高い対応依頼

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今回は、「集合住宅の敷地内に小動物の死体があった時の対処法」と題しまして、具体的な対処法をお伝え致しますので、是非お役立て頂ければと存じます。

弊社は、毎月600棟以上の集合住宅の日常清掃を実施させて頂いております。通常の日常清掃の作業日とは別に、スポット作業依頼も承っております。例えば、「ゴミ置き場が散乱しているので、早めに片づけて欲しい」や「共用灯が切れているので、早めに交換して欲しい」等が代表的な内容です。

そんな中、毎年2~3回は必ず発生(※弊社調べ)するのが、今回のテーマとなります、「敷地内に小動物の死体があるので、至急対応して欲しい」という旨です。

恐らく、お部屋内(専有部分)で発生する事案(例:お湯が出ない、テレビが映らない、水が出ない等)と同等の緊急性があるかと想像します。

※今回は京都市を対象にした内容となっておりますので、予めご了承の程、宜しくお願い致します。

準備する服装

当然ですが、死体の為、入居者様は1秒でも早く対応して欲しいと思われます。その為、迅速で且つ適切な対処法が求められます。今回の対象は、イヌ、ネコ、トリ等とします(大型犬や家畜、特定動物は対象外となります)。

【服装】
■合羽(ウインド・ブレーカー等):撥水加工されている衣服。万が一、死体の血液や体液が付着しても洗える為

■使い捨てマスク:臭気吸込み、感染症の防止

■帽子(タオル):臭い移りの防止

■作業用ゴーグル(透明):目の保護

■炊事用ゴム手袋

■使い捨てポリエチレン手袋:炊事用ゴム手袋の上にはめる事によって、そのまま廃棄できる為。

使い捨てポリエチレン手袋

使い捨てポリエチレン手袋

準備する物

■レジ袋:2枚以上

■新聞紙:1部

■段ボールの箱

■ガムテープ

■清め塩

■紙とマジック:内容物を表示する為

段ボールの箱

段ボールの箱

レジ袋、新聞紙、ガムテープ、清め塩

レジ袋、新聞紙、ガムテープ、清め塩

内容物を書いた紙

内容物を書いた紙

 

作業手順

図1

 

■段ボールの底面を、ガムテープでしっかりと貼り、中に新聞紙を十分に敷きます。

■炊事用手袋をはめて、使い捨てポリエチレン手袋をその上にはめます。

■死体を1枚のレジ袋にそっと入れて、口を閉じます。その後、もう1枚のレジ袋にそのまま入れ、そのレジ袋の口も閉じます。そして、段ボールの箱に中に入れます。

図2

■段ボールの箱の蓋をして、ガムテープを貼付します。その後、天面に内容物を書いた紙を貼付します。

公道の端の邪魔にならない箇所に、配置します。

■「死獣収集申込受付センター」(京都市)に電話で連絡します。

固定電話:0120-100-921(携帯電話:0570-000-614)
受付時間:月~金曜日(祝日含む)午前9時~午後5時
土・日曜日 午前9時~午後12時(年末年始を除く)

受付後、当日中に無料で収集を行って貰えます。
必ず公道の端に置くようにして下さい。
今回は京都市でのケースを想定しておりますので、予めご了承下さい。

■清め塩で体を清めて、作業終了です。

いかがでしたでしょうか?
もしご自身で持ち込まれる場合は、「生活環境美化センター」(京都市・電話:075-691-9376)が対応して頂けます。

今回の内容でご不明な点等ございましたら、お気軽にお問い合わせ頂ければと存じます。

ご拝読、誠にありがとうございました。

株式会社テイクス
代表取締役 石垣 勇人